幹細胞培養液

 幹細胞とは?

わたしたちの体は約60兆個、200種類以上の細胞が集まってできており、ひとつひとつの細胞の寿命が短く、絶えず入れ替わり続ける組織を保つために、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持っている細胞があります。それこそが『幹細胞』です。

 幹細胞には大きく2種類に分けられます。

まず皮膚や筋肉など、きまった同じ臓器の細胞を作る幹細胞「組織幹細胞」と、もうひとつはどんな臓器の細胞も作り出せる「多機能性幹細胞」です。

iPS細胞とは、普通の細胞をもとにして人口的につくった「多機能性幹細胞」のことです。


これまでは、受精卵からの「ES細胞」を使用しなければならず倫理上の問題がありました。

しかし、2007年に京都大学の山中伸弥教授が人口的な幹細胞「iPS細胞」の作成に成功し、その問題はクリアされ、2012年秋に受賞したことをきっかけに大きく進展し、研究准進が可能となりました。

その後、医療分野以外でも注目され化粧品業界へと研究が進みました。


 

幹細胞培養液とは?

化粧品には幹細胞そのものは使用せず、幹細胞を培養する際に分泌される「培養液」を使用します。
遺伝子を含んでいないので、安全性が高く適応範囲も広くなります。
2014年7月に表示名称が、「ヒト脂肪順化培養液エキス」と申請受理され、2015年からヒト幹細胞コスメとして登場したこれまでにない全く新しい成分です。

 EGF,FGFなど単体で成長因子配合の化粧品が増える中で、幹細胞培養液には、200種類以上の肌の成長因子やサイトカインが含まれています。



 ADSC-CMとは?

現在、幹細胞コスメには大きく分けると「動物幹細胞」「植物幹細胞」「ヒト幹細胞」
の3つがあります。
ADSC-CMは、美肌の再生治療に最も効果が期待できる皮下脂肪から採取した
【ヒト脂肪由来幹細胞培養液】です。

 細胞の表面には情報を受け取る鍵穴のようなものが数多く存在します。

受容体〔レセプター〕と呼ばれるこの鍵穴は、鍵となる情報伝達物質〔リガント〕が結びつくことで細胞内に命令を伝え、代謝を促します。

コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの肌を構成するタンパク質も、このような細胞の代謝によって作り出されています。

しかし、植物と人の細胞命令系統は全く異なり、人の細胞に作用する成長因子は植物に存在しません。


3次元培養システム

 通常はシャーレの平面上で培養しますが、ストレスなどによって細胞が死滅したり、弱体化することで、成長因子などの分泌が低下します。ADSCCM-CMは、幹細胞に対するストレスを極力少なくし、品質向上と安定化を図るために生体内環境と類似した3次元培養システムです。